なつかしの日記をもう一度このHPも開設からかれこれ1年近く。時々昔の日記を振り返って、 ここに載せてみたりしたいと思います。 **4月25日「アラ連新記録」** 頭が重い。 鼻がつまって苦しい。 カゼかもしれない・・・。 昨日あたり、S氏が同じようなコトを言っていた。 移されたのかな・・・? 一瞬会社を休むコトが頭をよぎったものの、 今の時期は意外とヒマだから、休むのはもったいない。 そう思って、何とか支度しながら、制服に着替えて家を出た。 ところが・・・・ ダブチャレで言えば、BETを押した瞬間ボンッとゆう音と共に、 天使が悪魔に変わった瞬間と一緒。 車に乗り込んだあたりから、雲行きが怪しくなる。 休んじゃおうかな・・・・ 頭も痛いし、途中で具合悪くなってもいかんし・・・。 リコのキモチが揺れる。 とりあえずS店行って、あんまり具合悪いようだったら帰るのはどうだ? どうしてそうなるんだろう(笑)・・・気がつくと、会社とは反対方向に向かっているリコ。(爆) だって車が自然とそっちに向かってしまうんだもの・・・。 ここ数日忙しかったせいか、仕事に行く気もあまりなかったのダ。 たまには息抜きも必要よ。(毎晩打ってんじゃん!)(爆) 結局制服のまま、店に到着したリコ。 リコの赤い車を見て、並んでる列から飛び出してきた人がいた。 Wくんだ。Wくんは唯一仲間の中で、仕事せずにスロで稼いだお金で生活している。 だから平日も朝からいる。 「どうしたよぉ、リコッ」 そう言ってから、リコの制服姿を見て、 「会社行く途中?」と聞いてきた。 「会社行ったら、今日やってなかった」 「んなわけねぇだろ!」 2人で大笑い。 「今日何やるだ?まさかまた大花火?」 「そうだよッ、悪いかぁ??」 「イイ加減やめろよ~でねぇって!」 そう言われつつも、ちゃんと朝いち大花火に座るリコ。 ところが、事件はまだ朝9時になってすぐに起きた。 「さぁ~今日こそ出すぞ!!」 最近スランプのリコ、気合を入れて打ち始める。 すると、突然店員がリコに近づいてきて、リコの頭の上で何かしたのダ。 ん?なんだ?? 上を見上げると・・なんと!リコの台に金の星の札!! みんな、木曜日の星札が何を意味しているか覚えてる??(汗) 説明するまでもなく、店員さんがひとこと。 「明日の高設定で-す」 そう、この星は毎週木曜日につけられる札で、 金曜日、80%の確率で高設定にあげるという予告の札なのダ。 いきなり、朝いちその札を自分の台にさされたリコ。 一体どうすりゃイイっつうの!! 一気にやる気なしのリコ。(笑) 明日の高設定かもしれないって台が今日出るとは思えない。 それを見たWくんにも大笑いされる。 「ひどいよなぁ、今日打つなって言ってるようなモンだろ~」 確かにひどい。 そのせいか急に具合も悪くなって(そのせいかよ!) まだ時刻は10時前だとゆうのに、店を出るリコ。(早ッ) やっぱり具合悪いし、寝ようっと。 調子よくなったらまた夜くればイイ。 この決断が、すべての始まりだったかもしれない。 いつものリコだったら、絶対夜まで打ってた。 家について、しばらく起きていたリコ。 こないだ買ったばかりの、PS2のインディを打つ。(笑) もちろん設定6。 リコ、コインを集めるのがかなり得意なので、 すぐに2枚集めてソッコ-で「ス-パ-ATゲ~ットォ~ッ」 やっぱ6はイイわ~・・・9000枚出した時が懐かしい。 最初は、めちゃんこはりきってATを消化していたものの、 ゲ-ムってどうしてだろう?すぐに飽きてくる。 やっぱり本物じゃないとつまらなくなるのかな?? オ-トプレイにして、AT入りまくりの様子をボ-ッとながめているリコ。 インディやっぱいいわ、実機買おうかなぁ・・・ 「V」なんて止まったら最高じゃん・・・ そんなコトを考えながら、気が付くとウトウト。 Zzz・・・・グゥ-(笑) 寝てしまったリコ。 それから目がさめると時刻は、なんとなんと!6時。(寝すぎ!) しかも、オ-トプレイのままだったインディを見ると、 万枚オ-バ-です!(笑) リコが寝てる間に万枚出ちゃうんだもんなぁ・・・すごいわ。 ご苦労様です。 ずいぶん寝たせいか、熱っぽいカンジもなくなり・・・ え?こうなったら勝負だろォォ! 朝、星の札を刺された逆襲をしに、いざS店へ! やっぱりリコ、このスランプを抜け出すためにも、 固く行くコトにしよう! 高設定しか打たない、ヘボ台は打たない。 危ないAT機も打たない。 ジャグラ-でもイイから、とにかく固く行こう!! そう思って家を出た。 たぶん車の中でも、そう思ってた。 なのに・・・・ 店に到着すると、アラジンでO氏発見。 すでに打ち始めている。 リコの顔を見て、いつもは1番のりのS氏がいないコトを聞いてくるO氏。 「今日Sはッ?」 「今日ね、出張デス!」 「出張?」 「うん。今日名古屋で、明日滋賀・・の泊まりこみだって」 同じ会社だろ~!なんでリコの方が詳しいんだ!? 6時頃到着したとゆうのに、今日も人でイッパイ。 やる台もなさそう。 そう思いながらO氏と話をしていると、なんとも「打ってください」と言わんばかりに、 O氏の隣のアラジンがぽっかり空いたのダ。 「オオッ」 そう言って、慌ててその台の下皿にタバコを入れるO氏。 「お前これやればいいじゃん!」 ア、ア、アラジン!? アラジンかぁ・・・ 「ん?ん~~~」 さっき、固く行こうって決意したばっかなんだよなぁ。 危ないAT機はやらないって決めたばっかなんだよなぁ~ 迷うリコ。 パッとその横の台を見ると、アラチャン中で$箱2杯。 あぁ、夢イッパイ・・・アラジンって夢イッパイなんだよね。(笑) だってもしかしたらアラ連のすごいの引いて、 間違って万枚出ちゃうかもしれないんだよ!? 大花火じゃまずムリだし。 でもなぁ・・・・ちょっくら(翻訳:ちょっくら=なかなか)ビックこないしな・・・ そう思っているのに、気が付くと着席しているリコ。(いつものパタ-ン)(爆) 仕方なくアラジンを打ち始める。 とかなんとか言いながら、夢はモリモリ。(死語?) 「ハァ~~」 打ち始めたはイイものの、ドットにはロクにラクダも出てこないし、 アラジンはすぐひっくり返るし、なんたって小役は揃わないし・・・ あっとゆうまにお金が減っていく。 「マジで今思ったけん、アラジンってビックかかる気がしなくない?!」 突然思いついたように口を開くリコ。 「オゥ、マジでしねぇ-出る気全然しねぇモン!」 「間違ってアラチャンとかひかないかねぇ~・・・」 そんな話をしていると、O氏の台、真っ暗闇の小役揃わず。 「おッ、入ったじゃん!」 「マジで?」 O氏はまだアラジン勉強中。 リコがどうのこうのと説明する中、ビックが揃った。 いいなぁ~。 「大花火だったらサ、3尺やたら揃ったりとか鉢巻よくまわったりとかで、 ビックきそうな予感とかってあるけど、アラジン全くナイね」 そう言って、ビックひくぞ!とゆうより、 ビックくればイイなっくらいのキモチで、打つコト6千円め。 いつもの当てにならないル-レットが始まって、 どうせ「X」だろっ・・・と、BETを押した瞬間。 いきなり・・「じゅわぁぁぁん」という音と共に、なんとなんとッアラチャンランプに火が引火!! 「な、何ぃ!?!?」 一瞬わけのわからないリコ。 途中で、単チェリ-でもひいたのか? なんでアラチャンに入ったのか、全くわからない。 O氏と顔を見合わせたものの、とりあえず入ったんだからバン万歳。 ちょっと戸惑いの笑顔でアラチャンを消化するリコ。 「なんで?」と、O氏。 「わからん」と、リコ。(爆) そのアラチャンの後、すぐに2回めに突入。 やっぱアラチャンおもしろい! 何がって、あの高確率状態の演出が!! UFO通ったり、鳥が飛んだり、 「あぁぁぁぁぁ」と悶絶してしまうような、演出ばかり。(笑) あげくの果てには、ドットに月出てきてリプレイ揃って、 「うわわわッ」と、満面笑顔のリコ。 こんなコトあってイイんですか!!(爆) 単チェリ-で入ったみたいだし、たぶんショ-トかな? そう思っていたものの、アラチャンは5回6回・・と続く。 熱いぜ、コノヤロ-! 最初にアラチャンに突入してからのゲ-ム数を何となく計算してみる。 オイオイ、もう60Gはとっくに過ぎてるぞ!?!? アラジンで、かなり熱い瞬間ダ。 ♪もしっかしたら もしっかしたら・・・ロングひいたかも!(AH)~ (ピンクレディのUFO替え歌) 隣でO氏「いいなぁ~」と、うらやましそう。 リコ、思わず笑顔で「ド楽しい!」 ロングでのアラチャンは平均15回、6回。 引き次第ではそれ以上も高確率状態を続く=アラチャンを引くし、 間違った引きをもっていると、パンクしてしまい、 平均まで行かずに低確率に落ちてしまうコトもある。 ひゃ~ッ、ドキドキします! アラチャンはどんどん突入した。 でも、これ胃に悪い。 いつ終わってしまうかわからないから、怖い。 アラチャンが終わって、次のアラチャンまでの間隔があまり長いと、 もしかして低確率に落ちた!?と心配になる。 しかも、獣王だったら潜伏アクション・・例えばカバでチェリテンすれば、 潜伏確定で、絶対に何が何でも次のサバに入るけれど、 アラジンの場合、潜伏はいっさいナシなので、 アラチャンが終わって、ドット月でリプレイそろっちまっても、 次のアラチャンに当選する前に、低確率に落ちてしまえば・・ハイそれまでよッ(泣) だから怖くて、なかなか箱にコインをあけるタイミングがつかめない。 もし、おっしゃ--!と勢いあまって全部コインを箱に移して、 上にあげちゃって、ソッコ-で終わったら、やるせないから、リコはちょっとずつ入れてるけれど、 中にはアラチャン1発めで、いきなり全部箱に入れてしまう最強人もいる。 「ショ-トだったらどうすんだよ!」とか心の中で思ってるんだけど、 そうゆう人に限って、めっちゃ長いの引いてしまうから恐ろしい。(爆) さて、リコのアラ連。 気が付くと、平均を超え20回以上に突入。 しかもイイ間隔で来る。 いいぞいいぞ~っと思っていると、アラチャン中にアラジン登場。 ド熱い! 左リ-ル7を狙ってみると、チェリ-登場。 ドキドキして中を押す・・・・! 「チェリ-非テンパイ!」(驚) 単チェリ-ひいちまった!!! 悶絶して、O氏の方を見ると、普通の顔。(笑) まだよく知らないので、この熱さが伝わらないようダ。 アラジンを知らない人とO氏のためにココで説明。 アラチャン中、単チェリ-を引くと・・・2分の1で、ス-パ-アラチャンに突入!! 略してSACに突入すると、10Gで終わるコトもあるものの、 何千Gもアラチャンが、限界まで続くのダ!! どうなるかは引き次第。 その2分の1の、当たりの1の方に当たった場合はいつわかるのか? それは・・・そのアラチャンが終わって、ドットにENDが出て、 そこでBETを押した時!! もしSACを引いていれば、そこでまたアラチャンが始まるのだ!!! 熱すぎ!!!(泣) そしてリコの台にENDが出て、 ドキドキしながら、BETを・・・押した。 ♪チャ-チャァ-チャ チャ-チャチャ~ チャ-チャァ-チャ チャ-チャチャ~ チャアチャ-チャ チャ-チャチャ~(ズッチャズッチャ) チャアチャ-チャ チャ-チャチャ~(ズッチャズッチャ) ピ・ポ・パ・ポッ(ダカダダン ダカダダン) ピ・ポ・パ・ポッ・・・・ 「キャ---ッ」 (なんだその音はって思うかもだけど、わかる人にはわかるはず!!)(笑) 「す、す、すぅぱ--!!」 そう、BETを押した瞬間、またアラチャン突入・・つまりSAC突入!! リコ、初めて。 大興奮。 O氏が、まだよくわかってないみたいで「何?何?」と、 リコのタダゴトならぬ騒ぎを見て、慌てている。(笑) 「ス-パ-アラチャンだよ、ス-パ-!」 確かに嬉しいけれども、実は両手を上げて喜ぶほどでもナイ。 SACは、10・20・30・50・100・200・300・500・1000・・・ つまり喜んでいても、すぐ終わってしまう可能性だって大。 だいたいみんな、何十ゲ-ムかで終わってしまうのダ。 でもやっぱり夢はイッパイ。 S氏のように1000Gを引いてしまえば、万枚確定!! コインを箱にあけながらアラチャン消化、 ドットを毎回毎回見つめるリコ。 もし、ランプが出てきて煙がモクモクってなって、 ENDが出ちゃえば、モチロンおしまい。 だから毎回ENDが出ないコトを祈りながらドットを見つめる。 リコ、結局50Gで終了。 やっぱりアラチャンランプが消えた瞬間は寂しかった。 でも、またすぐにアラチャン突入! それから、ずっとアラチャンは続いた。 しかもその中で、またス-パ-を2回引き、 コインはどんどん増えていく。 いつまで続くんだ!?困惑するリコの横で、あきれるO氏。 最初はキャッキャ騒いでいた2人も、だんだんしゃべらなくなる。(笑) 「オレが取ってやった台で出しすぎ!」 O氏、不機嫌になっている。 しょうがないじゃん!だって、終わらないんだモン!! 途中、名古屋で島唄を打ってるとゆうS氏とメ-ルで会話。 「アラチャン長いのひいたよ!!」 「オレも島唄で2千円でビック9連!」 リコが打ち始めた時、アラチャンを消化していた隣の兄さんは、 もうとっくにアラ連が終わり、隣でリコのアラ連に目ん玉が飛び出そうになっている。 なんたってリコ、1時間もしないうちに隣の兄さんをブチ抜いて、 3杯めに突入したのダ。 その兄さんの連れがやってきて、2人で何やら話をしている。 「この子すげ-よ」 アラ連は、もう40連近くまで行っている。 確かに、すごい。 まわりのみんなも呆れる始末・・・。 結局、アラチャン52連。(爆) 一撃1時間半で6000枚オ-バ-。 アラ連新記録!! サバでもこんな長いの引いたコトないから、ビックリ。 もうすごいのなんのって。 そのうちSACが3回ってのもすごい?? とにかくめちゃくちゃ楽しかった。 これからはアラジンの時代!? まだわかってなかった頃の日記だなぁ・・。 しばらくこの52連はうちらの中で最高記録として残ってたんだけど、 S氏に102連をされ、あえなく抜かされました。(笑) **11月18日「捨てていった766番台」** 「お出迎え」 なんか、響きが金持ちっぽい言葉。 この言葉を聞いて、みんなは何を思い浮かべるのだろう?? 家までのお出迎え?リムジンでお出迎え?? いいね、いいねぇ~ でも。リコには、それよりも最高の「お出迎え」がある。 その、リムジンでのお出迎えより、もっとすごいお出迎え。 それが、まさに今日ある。 どんなお出迎えなのか?それは・・・ 「大花火に夢の最高設定6を交えましてのお出迎え」 (爆) 最高---!! ドンち、やる~~!!(ヒュ-ヒュ-) ・・・とゆうわけで、今日は大花火に設定6を入れるとゆう話。 その話を耳にしたのが、昨日の夜。 放送を聞いて、目の色を変えたリコ。 まだ当時獣王の6で悪戦してたS氏の元へ飛んでいき、 「い、今の聞きました?!」 でもS氏、 「大花火6導入だろ?俺明日いかねぇ-ぞ!」 ガ--ン。 S氏は、日曜日は基本的には出動しない。 S氏が行かない=リコも行けない・・・なので、もしかしてこのチャンスを逃すコトに!? ところが-- 本日朝6時にお風呂に入るリコ。 そして6時半にアパ-トを出るリコ。 行く先は、もちろんS店! 実は昨日の夜遅くにS氏からメ-ルが入り、 「お前のスキな大花火に6があるんじゃしょうがないッ、 がんばってゲットしてこい!」 と、許可のメ-ルが来たのダ! (6を打ったから、やさしいS氏)(単純)(笑) いや~ しかしあの大花火に夢の最高設定6導入だもんなぁ~ 久しぶり・・・ もう何十人も並んでるかも!いそがなきゃ!! そう思って、車を走らせ、到着すると・・・ シ----ン。 静まりかえったS店の駐車場。 まぁそれでも入口にダンボ-ルかなんかで場所取りくらいはしてあるんじゃ?? 「ナイっ!」 1番のり・・・。 あれ?もしかしてリコ、空回り!?(爆) 6時半なんて恐ろしい時間かもしれないけれど、 並びの熱いS店では、普通の時間。 特に獣王関係のイベントのある日なんか、もうこの時点で20人位は並んでる。 なのに・・・なんで!? なんだか、とてもショック。 「まったく~、みんな赤ドンちをバカにしやがってぇ~」 1番のりだから確かにイイんだけれども、おもしろくないリコ。 しょんぼりしながら、ダンボ-ルを引きずってきて、 入口の先頭に敷く。 毛布をひいて、ちょこんと座る。 シ-----ン。 静か。(爆) つまんないッ! 寂しいワイ!(おさる) S氏もH氏も、みんな「大花火に6がある」というのに、 「もう大花火には興味ナイ」 「やっぱ獣王だろ」と言って、 全然乗ってくれなかったのダ。 男の人ってそうだよね、飽きたらすぐポイ! ドンちゃんにはあんなにお世話になったのに、 みんなには情ってモンがないのかしら・・・ そんなコトを考えながら1人で暗くなっていると、 携帯の着メロ「猫で小判」が突然流れ出した。(爆) ♪チャ-チャラッチャ チャチャチャチャ チャチャチャチャ~ この音は・・・E氏! もしかしたらE氏、今日来るのかも! はりきって電話に出るリコ。 「ハイッ、こちら大花火愛好会会長のリコです!」 「・・・テンションたっけぇ-な-!」 「どうしたの?今日来るの?」 「まだ家だよ、お前は?」 「並んでるに決まってるじゃんか~今日大花火6あるんだに!」 「ガセに決まってるだろ-!もう並んでるだか?何人め?」 「当然1番!」 「他には?もう結構並んでるのか?」 「え?まだあたししか・・・ううん、すっごい並んでる!」 「どのくらい?」 「もうねぇ、すっごい人だよ!50人くらい!」 「ホントか!?俺打ちたい獣王あるんだよ!」 「それなら、早くこなきゃ!今すぐ家でなきゃダメだに!!」 「そうか?わかった!プツッ」 プ-プ-プ-。 作戦成功。(ピ-ス) ひとりぼっちで、こんな寒いところにいるなんてゴメンだわ。 そしてひとりでダンボ-ルの上で待つコト30分、 7時頃E氏のパジェロが到着。 到着するなりパジェロの窓を開け、 「誰もいねぇ-じゃねぇか、バカヤロ-!」 (爆) さて。 今日どうしてこんなに早く来たかとゆうと、 実はリコ、昨日の夜狙い台を決めてあったのダ。 今日はあそこしかナイ。766番台。 結局8時頃までE氏と2人だけで、 獣王について語りながら時間を過ごしていたリコ。 E氏と2人で並んでいると、思い出すコトがある。 あれは・・・10月頃の話だったと思う。 その日も日曜日で、E氏と並ぶ約束をしていて、 6時半頃リコが店に到着したら、 S店の駐車場にパトカ-が3台! 何なになに-!? ビックリしながらも中に入っていくと、 4人の警察官に、何やらダンボ-ルの上に寝転んでる人が囲まれている。 よ~く見てみると・・・E氏!!(爆) 「君、名前は?」 「ここは寝るところじゃないぞ!」 な、なんたるコト!!(汗) E氏、ホ-ムレスだと思われてる--!!(爆) 慌ててリコも車を止めて、E氏の元へ駆け寄った。 リコに気がついて、警察官たちが一斉にリコの方に目をむけた。 な、仲間だと思われたのか!? リコがなんて言おうかと戸惑っていると、 あまりの出来事にムスッとしていたE氏が見かねて口を開いた。 「俺らは客だよ、客!」 「・・・あぁ、お客さんか!?」 「そうだよ!」 話を聞けば、朝S店で警報機が作動したらしい。 それで駆けつけたら入口にダンボ-ルの上に寝ているE氏を発見したもんだから、 まっさきに疑われた・・・というわけ。(爆) 「君も仲間かね?」 リコも警察官に話しかけられた。 「あ、ハイ」 「何、パチンコ屋さんっつうのは、こうやって並ばないといけないのかね?」 「う--ん」 なんて答えてイイか考えていると、 E氏が起き上がって話しはじめた。 「早く並ばないと、やりてぇ台が取られちまうんだよ・・・」 語りだすE氏。(笑) 「へぇ、そうなの?やりたい台って・・・もう台は決まってるのかい?」 聞き入る警察官。(笑) やめとけッ、おっさん!E氏に語らせたら最後よ!!(汗) あれからしばらくE氏とおまわりさん達は、長い時間話し込んでいた。(爆) E氏が話をしていて、おまわりさん達がE氏を囲んで話を聞いている状態。 かなりおもしろい光景で、 その場にいながらも、リコは笑いをこらえるのに精一杯だった。 しかもE氏、 「ここの店たまに設定6導入と書いて、6がナイ時があるんだよ」 「ろく?」 「あぁ、台には設定とゆうのがあって1が1番出なくて6が1番出るんだけど、その6を置くってゆって置いてナイの!それは警察の方ではどうにかならんのかね?」 「それはね~うちの生活安全課のヤツに聞いてみないとわからんからね~」 「生活安全課?そこに行けばいいの?」 「うん」 「じゃあ、今度俺乗りこんでくわ!」 そんな会話もしていた。(笑) かなりフレンドリ-。(タメ口だし)(汗) そして最後に、おまわりさんたち・・・ 「じゃあ今度パチンコやってみようかなぁ、その時は教えてくれよ」 そう言って帰って行ったのダ。 笑えたのがE氏の返事。 「いいよ!」 (爆) 話は戻って、やっと8:50になり、シャッタ-が開く。 このシャッタ-が開くのを、もう何度見たコトだろう。 リコたちの場合、シャッタ-が開くのを朝見て、それが閉店後閉まるのも見ているから恐ろしい。(笑) リコは無事766番台をゲット。 すぐに携帯を投げ入れ、両替に行くリコ。 戻ってくると、リコの取った766番台に人がたかっていた。 なんだ!? 戸惑いながら、それをよけて766番台に座る。 すると、後ろから話し掛けられた。 「さすがですねぇ!」 振り返ると、ここのところよくS店にリコたちのように並んでいるグル-プの1人が立っていた。 「え?」 「僕たちも大花火、今日6置くならここしかないって言ってたんですよ~さすが狙いがするどいっすね!」 「そ、そうなんだ・・・」 リコの狙い=彼らの狙いなら、リコの狙いは鋭いってコトになるのか!?(?) ようするにリコの取った台をやりたかったようダ。 文句を言うんだったら、朝6時半から1人ぼっちで並んでみてくれ。 そう思っていたけれど、話してみるとかなりこの人低姿勢で、カンジの悪そうな人でもナイ。 「じゃあ僕は隣の台、打たせてもらいます!」 ・・・と、リコの隣の台に座った。 どっかのお坊ちゃまなのか? めちゃくちゃ丁寧語。 とゆうか、いつものコトだけど、なんで敬語なの!?(爆)どう見ても、その人、リコより10コは上に見えるんですケド。(笑) 9時を過ぎて、打ち始めてからも、その人はリコに話しかけてきた。 「いつもすごいですよね、大花火見るといっつもカチ盛りもってる」 「あはは」 「何か秘訣とかはあるんですか?」 「う--ん、どうかなぁ」 「だって負けたコトなくないですか?いつも出てるイメ-ジが・・・」 「いやいや、負けてますよ~」 「ホントですか?いつも見てて、感心してますよ~」 なんなんだ!?(爆) 朝から隣でホメ殺し。 何が欲しいの?(笑) リコの、S氏から伝授した必勝法は教えられないぞ!! とにもかくにも、打っている横でかなり騒がしい。 集中できない。(笑) ところがこの766番台、予想通り朝からイイ調子。 オバケをはさんで何度かビックが来たところで連チャンが始まった。 ビッ確めでコインを箱にあけていると、隣の兄さん。 「なっ、なんでですか?この目でどうしてわかるんですか!?」 慌てる兄さん。 説明すると、ものすごい感動して、 それからというもの、その兄さん、 何か入るたびに・・・ 「これはビックですか?!オバケですか!?」 質問しまくり。(笑) わかるのばっかじゃないっつうの!! 1番おもしろかったのが、 兄さんビック中・・・青ドンがこなくて2パン寸前のところで、 「青ドンが来るようにするには、どうすればイイのでしょうか?」(真顔) そう言われて兄さんの台を見ると、残り1になっている。もっと早く言えよ!(爆) とゆうか、そんなの知ってたら、いつもパンクしてないっちゅうの!(笑) 戸惑ったものの、とりあえず、 「う--ん、コインを3枚入れてみるとか」 「コインを3枚!?」 「うん」 「わかりました!」 リコの言葉に目をまるくしながら、興奮した様子でコインを3枚入れる兄さん。 もし青ドンが来なかったら・・・と焦り、慌てて、 「まぁオカルトだけど・・・」 と、言い加えるも・・・ 「1枚、2枚、3枚・・・っと・・・」 まったく聞いてナイ!!(爆) ところがっ! 3枚入れて兄さんがレバ-を叩いた瞬間。 鉢巻、右まわり青ドン!! 「お--ッ!」 ビックリしながらも横でケタケタ笑うリコ。 なのに何も言わない兄さん。 兄さん?どうしたの・・・? 「すっ、すっ、すごいィ・・・」 見れば、ものすごい顔!!(爆) 「だ、だって1回もはずしてないんですよ!とゆうコトは711枚!ボ、僕はじめてです!!!」 興奮MAX!!!(笑) 鼻血出るんじゃないかと思う位、興奮している。 (大丈夫?) そんなに大騒ぎする程のコトか? とにかく、その一件もあってか、 妙に兄さんに尊敬のまなざしで見られるようになってしまったリコ。 イイ。 実は766番台、実によかった。 実にいいタイミングでビックだのオバケだのが来て、 徐々にコインも増えて、1杯半。 2時頃、回数はビック10回のオバケ7回。 合成比率も1/200以内に収まっている。 他の台を見渡しても、リコの台よりよさそうな台はナイ。 S店のコトだから、6はナイとしても、 5なら置きそうダ! そう思った。 ところが、実を言うと今日は、実家に帰る約束になっていたのダ。 お昼過ぎには・・・。 リコは今1人暮らしをしているけれど、 リコの実家は市内にある。 親孝行なリコは(自分で言うな-)1週間に1回は、 実家に帰っている。 だいたい帰るのは、S氏がパチに行かない日曜日が多い。 そうゆうわけで12時過ぎあたりから、 親から電話がかかってきていた。 どうしよう・・・。 いつもだったら、台もよさそうだし、やめたくないし、 何か理由をつけて、行くのをキャンセルするのだけれど、 今日はなんだか・・・帰ろうかなと思ってしまうのダ。 というのも、S氏がイナイというのが1番大きい。 S氏がイナイと、ちゅまらんだもの・・・ そしてなんと! カチ盛り1杯半を交換して、その台を、 ビック10のオバケ7のまま、やめてしまったのダ! そして朝から「高確率だった!」とのぼせて獣王を打っていたE氏に言うと、 「俺がやる!」とゆうので、 E氏に譲ってリコ、換金して帰ってしまった。 そして、その自分のしたコトのでかさに気づいたのは、 実家に帰ってきて、夕方ゴロゴロこたつでテレビを見ていた頃、 かかってきたS氏からの電話で。 「や、やめてきたのかぁ!?ビック10のバケ7でぇ!?」 「うん・・・」 「バッ、バッカじゃねぇのか!?6はナイにしても、5くらいあったんじゃないのか!?」 「え・・・」 「バカだなぁ-お前!何やってんだよ!!」 そう言われて、ハッと我に返ったのダ。 や、やっちっち!?!?(大汗) E氏に譲ってきたコトを話すと、 「今ごろカチ盛り4杯くらいになってるぞ」と、 S氏が言うので、リコは慌ててE氏に電話をかけた。 電話に出ないE氏。 も、もしかしてビックが連チャンしてそれどころじゃないとか!?(慌) もうとにかく大パニック。 いてもいられなくなったリコは、 実家で夕ご飯を食べ終わってから、 「用事できたッ!」と、 急いで実家を出て、S店に向かった。 「今ごろカチ盛り4杯くらいになってるぞ」 S氏のあの言葉が耳から離れない。 ヤバイ! もしかしたらもしかしたらリコ・・・ とんでもないコトしちゃったのかも!! 大花火の設定5を捨ててきちゃったのかも!! わ-----ん!!! S店の駐車場に車を止め、走って行くリコ。 捨てた766番台めがけて・・・ そして見てビックリ!!! 766番台- ビック 13回 オバケ 10回 「!!!」 もう時刻は8時近く。 あれからビック3回しかかかってない!! 5ってゆうか・・・いち!!!! その帰り道、E氏から電話がかかってきた。 「てめぇバカヤロ-!でねぇ台よこしやがって!」 確かに。 ※なつかしい!! E氏、あれからスロ引退しちゃったのダ。 今頃どうしてるんだろう・・・。 また更新します♪ ジャンル別一覧
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